本文へ移動
  1. TOP
  2. EDコラム
  3. オンライン診療
  4. EDは何科?病院とオンライン診療の選び方を専門医監修で解説

ED・オンライン診療

EDは何科?病院とオンライン診療の選び方を専門医監修で解説

PR本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます

EDは何科を受診すべきか専門医監修で解説。基本は泌尿器科、オンライン診療も選択肢です。受診の流れや診察内容、対面とオンラインの選び方、費用やプライバシー配慮、禁忌の確認まで中立にまとめました。

この記事の監修医 村上泰清 村上泌尿器科クリニック/泌尿器科専門医 泌尿器科 ED専門 プロフィールを見る

この記事のポイント EDの相談先は泌尿器科が基本。男性外来・ED専門クリニック・内科のほか、近年はオンライン診療でも受診できる。診察は問診が中心で、いきなり身体を見せるような診察は必須ではない。「恥ずかしさ」を理由に先延ばしにする必要はない。オンライン診療は2026年4月から届出が義務化。医師が問診で禁忌(硝酸薬など)を確認するのが安全の前提。通常のED治療は自由診療(自費)で費用は医療機関により異なる。個人輸入は偽造品・救済対象外のリスクが高いため避ける。

はじめに|「何科に行けばいい?でも恥ずかしい」に答えます

「ED(勃起不全)かもしれない。でも、何科に行けばいいのか分からない」「受付で切り出すのが恥ずかしい」「できれば人に知られず相談したい」——こうした理由で、受診をためらう方は少なくありません。あるクリニックグループが行った調査(ED治療経験者188名・2023年)では、受診前は約9割(87.8%)が「恥ずかしい」と感じていたと報告されています[7]

結論からお伝えします。EDの相談先は泌尿器科が基本で、診察は問診が中心。いまは通院せず受けられるオンライン診療という選択肢もあります。 この記事では、何科を受診すればよいか、受診すると何をするのか、対面とオンラインの選び方までを、公的な情報をもとに専門医監修で中立に整理します。

EDそのものを知りたい方は →EDとは?意味・原因・症状・治療を解説

EDは何科に行けばいい?まずは泌尿器科

EDの相談先は、泌尿器科が基本です。EDの診療ガイドラインは、日本性機能学会と日本泌尿器科学会が共同で作成しており、泌尿器科がEDを専門的に扱う診療科だからです[1][2]。「何科だろう?」と迷ったら、まずは泌尿器科と覚えておけば間違いありません。

EDの相談先の選択肢。基本は泌尿器科、ほかに男性外来・ED専門クリニック・内科・オンライン診療
図:EDの相談先マップ(基本は泌尿器科)

ただし、相談先は泌尿器科だけではありません。次のような選択肢もあります。

  • 男性外来・メンズヘルス外来:男性特有の悩みを幅広く相談したいとき。
  • ED専門クリニック:ED・男性機能の診療に特化した医療機関。
  • 内科:高血圧・糖尿病など生活習慣病が背景にあるときは、かかりつけの内科で相談できることもある。
  • オンライン診療:通院せず、自宅などから受診したいとき(くわしくは後述)。

どの相談先でも、医師の診察を受けて、必要に応じて治療を相談する流れは共通です。自分の通いやすさや事情に合わせて選んで構いません。

受診の前に:ED自己チェック(IIEF-5)

受診の前に、自分の状態を簡単に把握できる目安として、IIEF-5(国際勃起機能スコア)という問診票があります。過去6か月の状態について5つの質問に答え、25点満点で評価するもので、合計が21点以下だと、何らかのEDが疑われるとされています[5]

IIEF-5による自己チェックの目安。21点以下でEDが疑われる
図:EDのセルフチェック(IIEF-5の目安)

これはあくまで受診の目安で、点数だけでEDが確定するわけではありません。点数が高くても気になる症状があれば相談してよいですし、最終的な診断は医師が行います。「自分はEDなのだろうか」と迷っている段階でも、受診のきっかけとして役立ちます。

症状やセルフチェックをくわしく →EDとは?のセルフチェックの章もご覧ください

受診で何をする?診察の流れと恥ずかしさの正体

受診をためらう一番の理由は「恥ずかしさ」です。別の調査(ED治療を受けたことがない男性260名・2023年)では、受診をためらう理由として「病院に行くのが恥ずかしい」が最も多く(約6割)、次いで「お金がかかる」が挙げられました[7]。しかし、実際の診察は問診が中心で、多くの不安は受けてみると和らぐようです。

ED治療を受けた経験のある男性188名への調査(2023年)では、受診前に「恥ずかしい」と感じていた人が87.8%にのぼった一方で、実際に受診して「恥ずかしい思いをした」と答えた人は約3割にとどまりました。つまり約7割が「思ったより平気だった」と感じていたことになります[7]。あくまで一医療機関グループの調査ですが、受診前の不安と実際の体験には差があることがうかがえます。

受診前に恥ずかしいと思っていた人87.8%に対し、受診後に実際に恥ずかしかった人は約3割
図:受診前の不安と、受診後の実感のギャップ

「男性器を見せなければならないのでは」という不安もよく聞かれますが、ED診療では、いきなり身体を見せる診察が必須になるわけではありません。診察は問診を中心に、必要に応じて血圧測定や血液検査などを行います[6]。視診や触診は、医師が必要と判断したときに行うもので、薬の相談が中心の場合は行わないことも多くあります(対応は医療機関の方針によります)。下の図は、一般的な受診の流れです。

受付・問診票記入から医師の問診、必要に応じた検査、治療の相談までの流れ
図:EDの受診の流れ(一般的な例)

EDは加齢や生活習慣に加えて、高血圧や糖尿病など血管の状態を映すサインのこともあります。恥ずかしさよりも、体のサインを早めに知る機会と考えると、受診のハードルは下がるかもしれません。

対面とオンライン、どちらを選ぶ?

EDの受診には、医療機関に足を運ぶ対面診療と、自宅などから受けるオンライン診療があります。どちらが優れているということはなく、事情に合わせて選ぶのがポイントです。主な違いを整理します。

対面とオンラインの比較。手間・人目・診察でできること・初診の扱い・緊急時・向く人
図:対面診療とオンライン診療の比較
項目対面診療オンライン診療
受診の手間通院・待ち時間がある自宅などから受けられ、移動・待ち時間がない
人目院内で人に会う可能性人目を避けやすい
診察でできること触診・検査など対応の幅が広い触診はできず、得られる情報は限られる
緊急・精査その場で対応・検査ができる急変時や詳しい検査は対面が必要

※厚生労働省の指針では、オンライン診療は対面診療と適切に組み合わせて行うことが基本とされています。

通院が難しい方や人目を避けたい方にはオンラインが向いていますが、オンラインは万能ではありません。触診や検査ができないぶん、得られる情報は限られます[3]。強い痛みや急な症状がある場合、ほかの病気が疑われる場合は、対面での受診・検査が必要です。

EDのオンライン診療:仕組みと受け方

オンライン診療は、スマートフォンやパソコンのビデオ通話を使って、医師の診察を自宅などから受けられる仕組みです。一般的な流れは、予約 → ビデオ通話での問診 → 処方 → 薬の配送です。

予約・問診票入力、ビデオ通話での問診、処方・決済、自宅への配送の流れ
図:オンライン診療の受け方(一般的な流れ)

ただし、文字やチャットのやり取りだけで完結するものではありません。厚生労働省の指針では、リアルタイムの映像・音声による診療が求められています[3]。また、初診からのオンライン診療は、原則としてかかりつけの医師が行います。例外として、医師が患者の状態を十分に把握できると判断した場合などに限られます[3]

制度面では、2025年の医療法改正により、オンライン診療を行う医療機関は都道府県への届出が義務づけられました(2026年4月施行)[4]。きちんと届出をしている医療機関かどうかは、安心して受診するための一つの目安になります。

オンライン診療クリニックの選び方をくわしく →ED・AGAオンライン診療の選び方・比較

安全に受けるために:禁忌の確認と個人輸入の危険

EDのオンライン診療や市販化が広がる一方で、安全のうえで欠かせないのが「禁忌(飲み合わせ)の確認」です。ED治療薬(PDE5阻害薬)は、一緒に使ってはいけない薬があるためです。

実は厚生労働省の指針は、禁忌の確認に十分な情報が得られないまま、オンライン診療だけでED治療薬を処方することを、明確に「不適切な例」として挙げています[3]。裏を返せば、医師が問診で禁忌をきちんと確認することが、オンラインでも安全に受けるための前提だということです。

具体的には、硝酸薬・NO供与剤(ニトログリセリン、ニコランジルなど)や、肺高血圧症の薬リオシグアトを使っている方は、ED治療薬を一緒に使えません(併用禁忌)。血圧が下がりすぎる危険があるためです。また、不安定な狭心症や、最近、心筋梗塞・脳卒中を起こした方、重い心不全・不整脈・低血圧などがある方は、ED治療薬を使用できないことがあります[8]。だからこそ、自己判断ではなく、医師の問診で持病や飲んでいる薬を正直に申告することが大切です。下のチェックリストは、安全なオンライン診療を見分ける目安です。

届出済みか、禁忌を問診で確認するか、リアルタイム診療か、正規品か、料金が明確か、急変時の案内があるか
図:安全なオンライン診療の選び方チェック

個人輸入は避ける

「通販や個人輸入なら安く手に入る」という情報もありますが、これには大きなリスクがあります。2016年に製薬会社4社が共同で行った調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品だったと報告されています[10]。さらに、個人輸入した薬で健康被害が起きても、公的な救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外になる場合があります[11]。こうした薬は禁忌の確認もないまま使うことになり危険です。「個人輸入ランキング」のような情報に頼らず、医師の診察・処方を受けて入手しましょう。

費用とプライバシー(バレない配慮)

費用も気になるところです。通常のED治療は、健康保険が使えない自由診療(自費)です。費用は「診察料+薬代(オンラインの場合は送料)」が基本で、金額は医療機関によって異なります。受診前に料金を確認しておくと安心です。

ED治療は自由診療・費用は院により異なる・保険は不妊治療目的の一部のみ・梱包の配慮
図:費用とプライバシーのポイント

保険については、2022年4月から「不妊治療を目的とするタイミング法」に限って、先発のバイアグラ・シアリスが条件付きで保険適用となりました[9]。ただし複数の要件があり、通常のED治療(パフォーマンス目的など)は引き続き自費です。誤解しやすい点なので、利用できるかは医療機関で確認してください。

「家族に知られたくない」という方への配慮として、オンライン診療では、中身が分からない梱包や品名表記に配慮している医療機関が多いです(郵便局留めやコンビニ受け取りに対応する場合もあります)。ただし対応は医療機関によって異なるため、心配な方は申し込み前に確認しておくとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

EDの受診について、よく寄せられる質問にお答えします。

Q. EDは何科を受診すればいいですか?

A. 基本は泌尿器科です。EDの診療ガイドラインは泌尿器科系の学会が作成しており、専門的に扱う診療科だからです。ほかに男性外来・ED専門クリニック、生活習慣病が背景にあるときは内科、通院が難しいときはオンライン診療も選択肢になります[1]

Q. EDは内科でも診てもらえますか?

A. 高血圧・糖尿病など生活習慣病が背景にある場合は、かかりつけの内科で相談できることもあります。ただしED診療を専門的に扱うのは泌尿器科で、専門的な検査や治療を希望する場合は泌尿器科・男性外来・ED専門クリニックが適しています[1]

Q. 診察で男性器を見せる必要がありますか?

A. 必ずしも必要ではありません。ED診療は問診が中心で、視診・触診は医師が必要と判断したときに行うものです。薬の相談が中心の場合は行わないことも多くあります[6]

Q. オンライン診療で、持病や飲んでいる薬がある人も処方されますか?

A. 医師が問診で禁忌(硝酸薬など飲み合わせの悪い薬)や持病を確認し、安全と判断した場合に処方されます。確認に必要な情報が得られないままオンラインだけで処方することは、厚生労働省の指針で不適切とされています。持病や薬は正直に申告してください[3][8]

Q. オンラインで届く薬は本物ですか?個人輸入と何が違いますか?

A. 医療機関のオンライン診療では、医師の診察を経て国内で承認された薬が処方されます。一方、個人輸入は偽造品の割合が高く(調査で約4割)、健康被害が出ても公的救済の対象外になる場合があります。医師の処方を受けて入手しましょう[10][11]

Q. ED治療薬は市販で買えますか?

A. 2026年7月31日から、タダラフィル10mg(シアリス)が市販薬(要指導医薬品)として薬局・ドラッグストアで販売されています(全国発売は2026年8月31日予定)。18才以上の本人がチェックシートに回答し、薬剤師の説明を受けたうえで1回1箱まで購入できる仕組みで、棚から自由に取って買える一般用医薬品とは扱いが異なります[12][13][14]。シルデナフィルなど他のPDE5阻害薬は医療用医薬品のままで、医師の処方が必要です。

Q. ED治療に保険は使えますか?

A. 通常のED治療は自費です。2022年4月から、不妊治療を目的とするタイミング法に限り、要件を満たす場合に先発のバイアグラ・シアリスが保険適用になりました(通常のED治療は対象外)[9]

まとめ|まずは泌尿器科。恥ずかしさより、体のサインを

最後に、この記事の要点を振り返ります。

  • EDの相談先は泌尿器科が基本。男性外来・ED専門クリニック・内科のほか、通院せず受けられるオンライン診療もある。
  • 診察は問診が中心で、身体を見せる診察は必須ではない。受診前の恥ずかしさの多くは、受けてみると和らぐ。
  • オンライン診療は、医師が問診で禁忌を確認することが安全の前提。2026年4月から届出が義務化された。
  • 通常のED治療は自由診療で費用は院により異なる。個人輸入は偽造品・救済対象外のリスクが高いため避ける。

EDは、加齢や生活習慣だけでなく、血管の状態を映すサインのこともあります。恥ずかしさより先に、体のサインを知る機会として、まずは相談しやすい方法で一歩を踏み出してみてください。対面でもオンラインでも、信頼できる医師のもとで相談することが大切です。

EDとは(基礎)EDの原因ED治療薬の種類・選び方/ED・AGAオンライン診療の選び方・比較

出典一覧

  1. 日本性機能学会/日本泌尿器科学会 編「ED診療ガイドライン」. https://www.jssm.info/guideline/
  2. 男性性機能障害診療ガイドライン2025年版(日本性機能学会/日本泌尿器科学会編、2025). https://www.jssm.info/
  3. 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」. https://www.mhlw.go.jp/content/001685701.pdf
  4. 厚生労働省 医療法等の一部を改正する法律(2025年)資料(オンライン診療の届出等). https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/001606327.pdf
  5. IIEF-5(国際勃起機能スコア)問診票・重症度区分(おき泌尿器科クリニック). https://oki-uro.com/symptoms/monshin/iief5.html
  6. 東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター(泌尿器科)ED解説. https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/repro/patient/ed.html
  7. ユナイテッドクリニックグループ ED治療受診に関する調査(ED治療経験者188名・2023年). https://www.atpress.ne.jp/news/352455
  8. バイアグラ錠(シルデナフィルクエン酸塩)添付文書(KEGG医療用医薬品情報・禁忌等). https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066489
  9. 厚生労働省 不妊治療に関する保険適用の通知(令和4年3月25日 保医発0325第7号). https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc6607&dataType=1&pageNo=1
  10. ファイザー・バイエル薬品・日本新薬・日本イーライリリー4社合同調査(2016). 報道:日本経済新聞. https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H9T_U6A121C1CR8000/
  11. PMDA 医薬品副作用被害救済制度 ※個人輸入した医薬品は対象外となる場合があります. https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0032.html
  12. エスエス製薬 ニュースリリース(タダラフィルの要指導医薬品としての製造販売承認取得・2026年5月20日). https://www.ssp.co.jp/news/2026/20260520/
  13. エスエス製薬 ニュースリリース(シアリスの先行発売・2026年7月31日/全国発売は2026年8月31日予定). https://www.ssp.co.jp/news/2026/20260731/
  14. 厚生労働省「要指導医薬品一覧」(タダラフィル:承認 令和8年5月20日/販売開始 令和8年7月31日。特定要指導医薬品の指定はレボノルゲストレルのみ). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/yoshidoiyakuhin.html
この記事の監修医 村上泰清 村上泌尿器科クリニック/泌尿器科専門医

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の診断・治療・医薬品を推奨するものではありません。効果には個人差があり、症状や治療についての判断は必ず医師にご相談ください。

PR

本記事は、当サイトのアフィリエイトプログラム参加クリニックを紹介する場合があります。掲載順位や評価は編集方針に基づき独自に決定しており、報酬額の影響を受けません。情報は2026年8月時点のものです。

EDのほかの記事を探す

原因・症状・治療・セルフケアから、知りたい情報を選べます。

EDコラムトップへ 比較・掲載基準を見る